今年のノーベル経済学賞を受賞した、
米シカゴ大学のリチャードセイラーさん。
人間は合理的に行動する という、
それまでの伝統的な行動経済学の前提に異を唱えて受賞したそうです。
例えば、松・竹・梅のうな丼があった時、
金銭的には梅を選ぶはずが、何故か多くの人が竹を選ぶとか。
このような人間のおかしな行動を分析し、
人間は不完全という経済学に心理学を織り交ぜた行動経済学をつくったそうで。
ホントそうですよね。
私も多くの行動が合理的でない行動をしている。
このブログを書くことだって、全く経済的ではない行動です。
そんなリチャードセイラーさんが好きなのが
なんと相田みつをさん。
大好きなのが、
「つまづいたっていいじゃないかにんげんだもの」
「そのうちそのうち弁解しながら日がくれる」
「しあわせはいつも自分のこころがきめる」
だそうです。
ノーベル賞を取るような人でも、
自分の不完全性を叱咤して頑張ったり、
しょうがないや・・・って思ったりして生きているのですね。
そんなお話を、
クローズアップ現代 公式HP リチャードセイラーさん
でされたそうで。(Youtubeで探すと出てきますよ)
どんなにコンピュータやロボットが進化しても、
人間はそんなに急には変わることが出来ません。
でも我々の主役は、我々人間です。
これからは、『人間』というものの本質を見る、
相田さん的な感覚がさらに重要になるでしょうね。